誰かに口が臭いと指摘されると、ショックを受けることでしょう。消臭剤、マウスウォッシュ、ガムなどの市販の消臭関連商品を試しても口臭はなくならない気がしませんか?一時的な臭い消しにはなっても、時間が経つとまた臭いが発生しているのではないでしょうか。
口臭がなくならないのは、原因がきちんと解消されていないためだと考えられます。原因をしっかりと突き止め、それに合わせた治療を行うことで、口臭のない息を手に入れることができます。
口臭測定器で検査して、口臭の種類を特定
口臭にはいくつか種類がありますので、それを特定しないかぎり、治療を行うことができません。そのため、まずは患者様の息を機械で測定します。いとう歯科クリニックで導入しているのは「オーラルクロマ」という口臭測定器です。この機械を使えば、口臭の原因となるガスを分析し、数値化することができます。さらに位相差顕微鏡という顕微鏡を使って細菌を検査し、歯周ポケットの深さの測定する歯周病検査も行います。
精確な検査を行うために、検査日の3日ほど前から口臭ケア製品のご使用はお控えください。また、臭いの強い飲食物を採ったりや喫煙したりすることも控えたうえでご来院ください。
口臭の種類
- 緊張時や起床時、生理や妊娠などが原因の生理的な口臭
- むし歯・歯周病などの疾患が原因の病的口臭
- 飲食による外因的口臭
- 自分では口臭があるように感じてしまう自臭症
歯医者で治療を行う口臭は、歯科疾患が原因のものになります。まだ、保険の適用が認められていないため、自費診療となります。原因と考えられる疾患を治療し、スケーリングやクリーニングを行います。
改善が見られない場合は、血液検査などを実施いたします。病因としては消化器系・肝機能の異常、代謝障害、カンジダ感染、腸内細菌の異常などが考えられます。
そのほかに、生活環境や食生活が原因となっている場合もあるため、総合的な視点で改善していくことが求められます。